アルありがとう

大きくて、優しくて、穏やかで。
あなたは競走馬たちの良き友達として、
ふれあいイベントなどでは大井競馬場の人気者として
たくさんの方々に愛されていました。
その姿はいつまでも私たちの心の中に。

Profileアル プロフィール

アルは、クライスデールというサラブレッドよりも大きな種類の馬で、2000年5月にカナダで生まれ、兄のウエスとともに2004年9月に大井競馬場にやってきました。
約15年間にわたり、場内クルージングやふれあいイベントで活躍し、2019年末に馬車を引く仕事を引退してからは、ふれあいイベントに専念していました。
約1トン近くにもなる大きな体ですが、とても穏やかで優しい大井競馬場の人気者でした。

  • ・2000年5月カナダ生まれ
  • ・2004年9月大井競馬場にやってきた。競馬場内の馬車
    クルージングやふれあいイベントに従事。
  • ・2019年末馬車クルージングを引退。ふれあいイベントに専念。
  • ・2020年4月28日未明死亡

Interviewインタビュー

三好弘展さん アル&ウエスの担当者

Qアルはどんな性格の馬でしたか?
A真面目で寂しがり屋です。ウエスの姿が見えないと『ウエス~』と大きく鳴き叫ぶように、飛びぬけて構って欲しがりでしたね。加えて、人が要求したことに対して、何かしらそれに応えないと気が済まないタイプでした。

Q例えば、どんなことでしょうか?
Aカメラを向けたらカメラ目線をしなきゃとか、人が喜ぶ姿を見たいから子供も大好きとか。小さな子供を見つけたら、大きな瞳で追って見ていました。トナカイっぽく見えるかなといたずらで耳に軍手をかぶせた時、周りの人たちが笑っている間は、アルもずっとうれしそうな顔をして、ひとしきり笑いが終わるまでジッとしていました。人間が大好きで、頭が良くて、自分の役割を理解していた馬です。逆にそこまで考えて行動をする馬を見たことがありません。根っからの子供好きだったことにも驚いています 。


Qアル(弟)とウエス(兄)はどんな兄弟でしたか?
A仲が良くて馬房も隣同士だったのでよく遊んでいました。アルは自分が一番じゃないと気が済まないタイプで、並んで歩いている時にウエスが前に行こうとすると怒るし、アルが馬車を一生懸命引いている時にマイペースなウエスがタラタラしていると、『いい加減にしてよ!』と本気で怒っていました。しっかり者でしたね。逆にアルは花火やイルミネーションを気にする所もありましたが、ウエスは常に落ち着いていたので、『ウエスが行くなら大丈夫』って、ついて行っていました。がっしりした見た目でも、繊細な心の持ち主でした。

Qアルとウエスはいい関係性だったのですね。
A生まれた時からいつも一緒です。飛行機に乗って日本にやって来て、競馬場での活動以外にも、ウェディングの馬車や横浜などにも出張したり、公道でパレードをしたこともありました。アルはウエスと一緒だったからいつも頑張ってこれたんだと思います。

Qアルへのメッセージは?
Aアルが真面目に一生懸命仕事をしてくれたお蔭で、余計な心配をすることなく仕事を楽しむことができました。感謝しています。